🪶1「這えば立て立てば歩めの親心」
わが子にかける願い(期待)は、際限がありません。
・健康に生まれてほしい。
・病気やけががないようにしてほしい。
・自分のことは自分でできるようになってほしい。
・人に役立つ人になってほしい。
・よい友達ができてほしい。
・スポーツにも、勉強にもがんばってほしい。
・よい高校そして大学に入学してほしい。
・よい仕事についてほしい。
・よい結婚相手を見つけてほしい。
・幸せな家庭生活を築いてほしい……。
親は、わが子に際限のない願い(期待)かけていきます。
こうした願いが子どもの成長を促す原動力にもなっています。親は、願いが実現するように具体的に働きかけ、子どもも親の願いに応えようとするでしょうから。
しかし、こうした親の願い(期待)通りに子育ては必ずしも進まないのが、悩みのタネにもなるわけです。
なかなか
・「自分で着替えられない」
・「自分で食べられない」…
・「友達とうまくいかない」、
・「勉強ができない」…
・「よい就職先が見つからない」…
と、子育ての悩みはつきません。とりわけ、わが子が発達障害を持って生まれた場合、その願いがなかなか達成しないこともあって、その悩みは深くなります。
このシリーズ=カテゴリー「発達障害児の親のお悩みトップ10」では、そうした親のお悩みについて、お悩みへの回答と合わせて紹介していきます。
シリーズ①では、『わが子は発達障害かもしれない!? そう思った親が持つ10の悩みについてのQ&A』を紹介します。
この記事は、わが子が自閉症の可能性が高いと思った母親の真剣な悩みへのQ&Aで、私との電話でのやり取り=実話です。