特別支援教育ミラクル実践例

三重苦のヘレン・ケラーと家庭教師アン・サリヴァンを描いた映画『奇跡の人』を見たことがありますか?

日本では『奇跡の人』と訳されヘレン・ケラーが主人公のようなタイトルなっていますが、原題は『THE MIRACLE WORKER』で本来「奇跡を起こす人」が正しい訳で、家庭教師のサリバンが主人公です。
7歳のヘレンを相手に、サリバン先生が食事のしつけから言葉「water(水)」の獲得まで、まさに格闘していく物語です。
物語の終わりには、サリバン先生の必死の努力が実って、ヘレンは「water(水)」という言葉を意味あるものとして認識します。立って手づかみで食べていた食事が、ちゃんと座って食事ができるようになったことを含めて、まさに奇跡=ミラクルが起こったのです。

このような奇跡を起こす仕事が教育であり、ママ・パパそして教職員(保育士・小学校教員・中学校教員…塾や習い事の先生)がやるべきことですね。ヘレンに限らず、赤ちゃんがそもそも言葉を獲得していくのは、自然に獲得するのではなくて、ママ・パパが言葉がけをするからです。それは、母国語を英語で「mother tongue」と言いますが、直訳すれば「母の舌」となります。テレビ・ビデオ漬けでママ・パパからの言葉がけがなければ、発語はないわけですから、普通のママ・パパはやっぱり奇跡を起こしているのです。

このカテゴリー=特別支援教育ミラクル実践例では、一筋縄ではいかない発達障害児についての、奇跡的な成長=ミラクル実践例について紹介していきます。そうした実践を見ることで、参考になったり、希望が持てたりすれば幸いです。

▶︎シリーズ①『不登校・保健室登校の子が元気で教室に通えるようになった! ―劇的に改善した不登校―』は、1学期の段階で欠席が39日に達し、出席の場合もお昼近くになって保健室に登校していたA男(小4、通常学級在籍)の不登校・保健室登校が、劇的に改善するまでの実践です。
※ A男は、通常学級在籍でしたが、ADHDの診断を受けており、学力的にも劣っていました。
(漢字は小1レベルから、算数は小2レベルからわからない問題がありました)

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