僕が発達凸凹な子どものママパパを本気でサポートすると決めた理由

2021年3月小学校教員を退職した私は、その翌日、、ママ・パパ向けの子育て相談・子育て講演・子育て講座を行う「オンライン親の学校」を立ち上げました。退職数年前からずっと準備していたことで、小学校・中学校・特別支援学校現場からの再任用の誘いを断り、オンラインの親の学校をスタートしたのです。

🔶1年目:半端なくやり通したが・・・メインの子育て講座が売れない

自分が本当にやりたかったことなので、本気でやりました。時間もお金も惜しみなく投入したのです。

一例を挙げれば、宮中清貴さんの講座&個別コンサルを受けて、宮サロンで対談&子育て講座を開き、ラインのリストを100名集めたこともありました。そのリストをベースにして、無料の子育て講座を定期的に開催することもできるようになりました。何度も、無料で子育て講座を開催しました。

しかし、肝心のメインの有料講座の申し込みがありません…。

また、本田健オンライサロン<3,539人(2022/10/05現在)を有する、日本有数の有料オンラインサロン>で、講師として子育て講座を開いたこともありました。

このままでは、収入のない中で退職金だけが減っていく。危機感を感じた私は、講師に支払う教育投資分ぐらいは稼ごうと自宅で学習塾を開くことに決めました。

そもそもリアルでも子どもと関わりたかったですし、「オンライン親の学校」の活動を進める上でも、リアルな子育て感覚・保護者とのリアルな関わりは、必須だと考えました。

🔶2年目:学習塾の立ち上げ成功

退職2年目4月から、開講準備を進めました。

・退職後に自宅で学習塾を開いていた友人を訪問してノウハウを学んだり
・母が書道教室を開いていた12畳の部屋をリニューアルしたり
・看板やのぼりの設置、新聞の折込チラシの作成したり…

地元で新聞折込チラシも配布しました。

4000部を7月に、4500部を8月にしたのですが、その時のメッセージを紹介すると

★教師の先生からのメッセージ

個性豊かなわが子にピッタリな教育を受けさせたい!

そんな願いを叶えたくて、この教室を開きました。

▶︎マイペースでテンポが遅い

▶︎学習に取り掛かるまで時間がかかりがち

▶︎集中力が続かない

でも大丈夫!個別学習ですので一人ひとりのお子様の個性に

ピッタリあった形で学習を進めます。

幸いなことに、問い合わせが2件あり、8月の無料体験学習を経て、9月から正式に2名の子どもが入塾しました。

🔶発達凸凹な子どもをもつママパパとの関わりで、自分の役割に気づく

受験のための学習塾はやりたくなかったし、公文のような誰でもできる学習塾(公文式のスモールステップの学習は素晴らしいと思いますが)もやりたくなかったので、個別の学習塾としたのです。

入塾した子どもたちは、1人は特別支援学級在籍の男子(小6)で、もう1人は通常学級在籍ですが学習に遅れがちなグレーゾーンの女の子(小1)でした。

先に紹介した「★教室の先生からのメッセージ」のコピーと、

経歴に書いた「特別支援学級担任10年」が大きかったのだと思いました。

実は、大学の教育学部、それも「特別支援教育専門のコースを卒業」していて、専門の免状を持ち、特別支援学校小学部勤務の経験も3年あります。特別支援学級担任の経験10年、特別支援教育コーディネーターの経験も8年あります。一方で通常学級担任の経験も約20年あります。
つまり、特別支援学級担任と通常学級担任の両方の目で子どもを見ることができます。これが私の強みだとわかりました。

男児のママは、「特別支援剤先の子ども向けの学習塾がなくて困っていました。本当にありがたいです。」と言っていました。

週1回の完全個別学習と並行して、学期に1回は1時間程度の個別相談も行っていました。

そこでわかったことは、私が想像していた以上に、発達凸凹な子どものママパパは、子育てに困っているということでした。

・学校に行きたがらず、よく休む。

・勉強がよくわからずついていけない。家庭学習をさせるのがとても難しい。

・本を読め(読ま)ない。書くことを嫌がる。算数が苦手でやろうとしない…

・友達とよくトラブルを起こす。

・家でも言うことを聞かず、癇癪をよく起こす。

・コンピューターゲームをやめられない…

かくて私は、どうせやるなら、自分が本当に望まれているところがいい!

私でなくてはならなくて、本当に必要とされているところがいい!

「それは、子育てに真剣に悩み、苦しんでいる、発達凸凹のある子どもたちのママパパの方だ!」

そう思ったのです。

私は、通常学級で教えることも得意なのですが、そちらは代わりがいくらでもいそうです。

健常児の子育てに悩むママパパももちろん多いのですが、深刻度は、発達凸凹のある子どものママパパの方がはるかにうえでした。

「なんだかんだ言っても、プロのサポートを借りなくても、自分1人で子育てできる」、健常児のママパパはそんな感じでいるようにも思えました。

かくて私は、学習塾の名前を「発達凸凹ミラクル塾」にして、発達凸凹な子ども専門の個別学習塾にしました。

そして、子育て講座の対象を、発達凸凹な子どものママに絞り、そのための子育て講座をつくることにしました。【続く】

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発達障害児のママパパのための 無料子育て入門講座

🔻追伸

男児(小6)には、弟Y君(小2)もいました。その弟君も4ヶ月後、入塾することになりました。

母親:どの塾も続かなかったけど、この塾は喜んで行ってくれるから助かる。

通い始めて1年と5ヶ月経ちましたが、こう言ってくれています。

この3学期、Y君は、半分ほども学校を休んで(特別支援学級在籍。登校しても2時間だけ学校にいる。その後はフリースクールへ通う)も、フリースクールを1ヶ月ほど休んでも、私の塾には来ていました。

もちろん、「塾なんか行きたくない」という時もあります。

この5月1日の塾も、塾に行く直前に(コンピューター)ゲームで負けてイライラしていて、
「塾なんか行かない!」と言ったそうです。

それでも、結局塾に来て、Y君は満足して帰っていきました。

自分で言うのもなんですが、まさにミラクル塾ですね。

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タップリ学習しているのに「ここは僕の別荘なんだ!」と言ったY君

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